弁護士紹介
代表弁護士 山中 靖広 東京弁護士会所属(登録番号:37318)
経歴
東京大学農学部卒業
東京大学大学院農学生命科学研究科修了(修士)
大阪市立大学法科大学院終了
司法修習新60期
一橋大学大学院法学研究科修了(修士)
おもな取り扱い分野
相続、不動産(賃貸借)、交通事故、債務整理、中小企業法務
相続案件への思い
相続はだれにでも起きることであり、法的な関心としてはもちろん、以前から、自身の問題としても(祖父母が亡くなったら田舎の家はどうなるのだろう・・ 父が相続して住むことができるのかな・・ 土地はあっても預貯金は介護に使ってしまって少なくなっていたら相続税は払えるのだろうか・・ というように)考えていました。そういう意味でなじみのある分野であり、弁護士になってから、積極的に扱ってきました。
相続というのは、家族や自身の生活ともかかわり、また、人の死という悲しみとも結びついているため、気持ちの面で負担になることがあります。
つまり、相続で揉めてしまうと、家族が亡くなって悲しい状況の時に、さらに悩みを抱えることになってしまいます。
住んでいる家や、事業に使っている土地、株式、などが対象になっていると、遺産分割が決まるまで、生活や事業が不安定な状況に置かれることになってしまう恐れがあります。また、田舎の家は懐かしいから残したいと思っても他の相続人は別の考えを持っていることもあります。逆に、管理が大変だから手放したいと思っても、まずは兄弟姉妹間で話し合いができずに管理や固定資産税の負担だけが続いているというケースもあります。
実際、長く相続が決まらずに不安を感じている方、親族との対立で疲れてしまっている方、のお話もよく聞きます。また、どのように解決してよいかわからず、途方に暮れている方や、土地や建物などの売却ができずに困っている方もおられます。誰も住まなくなった土地や建物の処分ができずに管理の費用のことで揉めているケースもよく聞きます。
そのような悩みを抱えておられる方の力になれれば、と思い、当事務所では相続案件に力を入れております。弁護士は、ご依頼者様の代わりに、他の相続人と交渉したり、調停や審判の時に出す書面を作成したり、ご一緒に調停に出席したり、することができます。もちろん、戸籍等必要な書類も弁護士が代理人として集めることができます(ただ、ご本人様にご用意いただくものもあります)。相続(遺産分割)については、弁護士にご依頼いただくことで、ご本人様の負担を軽減し、解決へ向けて動き出すことができます。
また、相続は、上記のように、解決しないといけない問題という面もありますが、一方で、家族の生き方の話でもあります。特に、遺言書を書く場合、家や、田畑を誰に受け継いでもらうのか、経営をしている場合は会社を誰に継がせるのか、こういったことは、家族、特に今後も長く生きていく子供や孫の世代の幸せを考えていく過程だと言えます。そのような、大切な作業に、関わらせていただくことは、責任を感じるとともに、やりがいのある仕事だと考えています。
もちろん、遺産分割でも、実家を残したい方、預貯金を相続したい方、資産の種類より公平が大事だと考える方、管理が大変な不動産は相続したくないという方、など立場はそれぞれです。ただ、相続に関することで悩んでいるということ、解決したいと思っていること、は同じだと思います。
そこで、専門家の立場で、相続のことで悩んでおられる方の幸せの手助けができれば、と思います。